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ネタクラッシック

●警部補 五木






















































































































(おわり)
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ガンボイ3

若者「どんな手紙なんだろう」

ガンボイよ。 間ですぞ。

若者「さっきのおっさん?」

石畳を登るのが面倒だから、手紙を書いたぞよ。

若者「なんだよ。まだ下に見えてるし。」

ガンボイよ。あんたはガンボイじゃな。

若者「ガンボイって何だよ?」

ガンボイよ。ようこそガンボイ国へ。

若者「はあ?何だよ、俺がガンボイで?ここがガンボイ国っていうの?俺の国なの?」

貴様がこの手紙を読んどるということは、わしは下の方におるのじゃろう。

若者「当たり前だろ今書いたんだろう?」

そのわしに気を付けろ。この手紙をよこしたのもおそらくそのわしじゃ。

若者「だからお前だろう?」

そのわしを、貴様の、ガンボイ様の力でどうにかしてこの国から追い出してほしい。

若者「何言ってるんだこいつ?」

まずは教えてほしい。貴様のその位置から見えるわしは、どのような容姿だ?

若者「知らねえよ。だいぶ遠いからマントずくめしか見えないよ。ずっとこっち見てるのだけ分かるけど」

さぞかし醜い獣のような姿形をしておろう。

若者「してねえよ。なんだよお前ずっとこっち見てるくせに」

この国の出口は石畳の頂上、すぐさまこの国からおいだすのじゃ。

若者「嫌だよめんどくさい。自分で登れよ。」

わしの事は構わん。遠慮なく追い出しておくれ。

若者「いや構わんっていうかお前そのものだろ。自分で登るのしんどいだけだろ。最初に面倒って書いてるし」

わしもそう長くない。。さあ。一思いに、ガンボイ様!

若者「知るか。じゃあ坂で力尽きろよ。知るか手振んな。」

若者「なんか頭おかしい所だなあ。さて帰えろっかな。」

(ブロロロロロ・・・)

若者「あ、さっきの郵便バイク。どうしたんですか?」
郵便局員「はあ、はあ、いや、、下で角笛の音が・・」
若者「角笛?あ、おっさんがなんか白いホルンみたいなのを吹いてる」
郵便局員「はあ、はあ、い、、行かなきゃ・・!」
若者「え、行かなくていいんじゃないですか?」
郵便局員「いえ、あの音が鳴ると行かないと・・この国では死刑なんです」
若者「はあ!?」
郵便局員「行かなきゃ・・!(ブロロロロロ・・・)」
若者「なんだここは・・・?」

(ブロロロロロ・・・)

若者「あ、戻ってきた。」
(ブロロロロロ・・・)
若者「郵便局員がうしろにおっさん乗せてる」
郵便局員「どうもお疲れ様です!」
若者「あ、どどうも。」
間「(ギロッ!)ガンボイでもなんでもないな!!」
若者「は、ああ??」
間「(ギロッ!)覚えとけよ!!」
(ブロロロロロ・・・)
若者「なんだあのおっさん・・。」

(ガラガラガッシャーーン!!)

若者「あ、バイクが倒れた・・」

郵便局員「く、くそう、、石畳が・・石畳が・・・!!」
間「ぐううううう・・・!」
郵便局員「ただでさえ石畳の文様が不規則な上に・・叔父を乗せたから・・・!!」
間「ぐるるうううう・・・!」
若者「だ、大丈夫っすか?」
郵便局員「足が・・・足が・・・!!」
若者「また足、痛めましたか?」
間「貴様のせいじゃぞ!!」
若者「え?」
間「全部貴様のせいじゃ!!こんな坂も、こんな石畳も、こんな国も!!」
若者「何言ってるんですか?」
間「ガンボイじゃ!ガンボイのせいなんじゃ!」
若者「いや違うし、あなたもさっき僕の事ガンボイでもなんでもないな、って・・」
間「『知らぬが仏』!!!」
若者「はあ??」
間「『急がば回れ』!でも『時は金なり』!!そう言ってわしら国民を騙したのは貴様らガンボイ一家じゃろうが!!」
若者「何を言って・・」
間「無理じゃったんじゃ!穏やかな晴天の大海原を進みゆく遊覧船のごとく、この坂道を登ろうなどと、、土台無理な夢じゃったんじゃ!!!」
若者「・・・??」
郵便局員「あ、す、すいません。叔父、ちょっと頭おかしくて・・。」
若者「あ、ああ。そうですよね、あ、叔父さんなんですね。なんかさっきからよく分からないなあ、って」
郵便局員「なんだか叔父の頭の中で変な世界があるようで、さっきの角笛で死刑っていうのも、叔父の世界の掟みたいで、、あ、いちおうこれお渡ししときますね。」
若者「なんですかこれ?」
郵便局員「アドレスです。『叔父オンライン』の」
若者「『叔父オンライン』?」
郵便局員「はい。叔父が自分の頭の中の世界をネットで作ってるみたいで。自分で作ってるうちに自分もその中の住人になっちゃったんでしょうね。」
若者「はあ。。」
郵便局員「興味あったらまたお家で閲覧してみてください」
若者「はあ。。」
間「貴様は天罰が下るぞ!ボケ!」
若者「・・・・・」
間「ポンコツ!!カス!!ハゲ!!クソが!!ペッ!!ッラァ!!ジャコラァ!!」
若者「(ムカムカ)チッ」
間「チッ?何がチッじゃごらぁ!!アホがぁ!アホがぁ!このアホがぁ!!」
若者「っるさいじじい!!」
間「ジャコラァ!!」
郵便局員「すいません!すいません!」
(ブロロロロロ・・・)
若者「黙れじじい!調子乗りやがって!!」
間「ンがコラァ!!」
(ブロロロロロ・・・)


若者「はあ、はあ、、、くそう!じじいが!!・・・腹立つなあ、、腹立つなあ!・・・『叔父オンライン』?・・・腹立つなあ!!」

ガンボイ2

間 「そう。私が間です。」
若者「・・・・・・」
間 「私が、間。」
若者「・・・・・・(スタスタ)」
間 「・・・・(ぷは~~~)」

若者の歩く先に郵便バイクが

(ブロロロロ・・・ピタッ)

郵便局員「ゆ、郵便です」
若者「へ?」
郵便局員「ゆ、郵便です」
若者「僕?」
郵便局員「どうぞ」
若者「?はあ(パシ)」

(ブロロロロ・・・ツルッドガラララン!)

横転するバイク

若者「え!?」

駆け寄る若者

若者「大丈夫ですか!?」
郵便局員「ハァハァ・・い、石畳が・・」
若者「立てますか!?」
郵便局員「こ、この不規則な石畳のせいで・・」
若者「溝にハマったんですね、立てますか」
郵便局員「伝統か芸術か、知らないけど・・、この石畳が、不規則なせいで・・!」
若者「・・そうですね。こんな道、走り辛いですもんね・・・」
郵便局員「走り辛い『だけ』ですよ・・、毎日毎日こんな道をカブで通らないといけないのに・・・うぐっ!いたた」
若者「足ですか、大丈夫ですか!」
郵便局員「折れたみたいです・・」
若者「え、折れたんですか・・大丈夫ですか!」
郵便局員「分からないです、自分でも・・」
若者「立てますか!」
郵便局員「まだ・・分からないです。力を入れたら、痛いです・・」
若者「ゆっくりと立ってみては・・」
郵便局員「あ、はい・・あ、立てそうです・・あ、立てました」
若者「歩けますか・・」
郵便局員「・・・・なんとか・・歩けそうです」
若者「でも足、折れてそうですか・・?」
郵便局員「・・・いや、折れては、いなさそうです」
若者「そうですか、ひとまず良かったですね」
郵便局員「そうですね。ありがとうございます。なんとか、バイクにも乗れそうです」
若者「でもここは石畳だから、押して行った方が良いんじゃないですか・・?」
郵便局員「そうですね、でも上り坂ですし・・この石畳は延々続くので・・やっぱり乗って行きます」
若者「そうですか・・ではお気を付けて・・・。」
郵便局員「ありがとうございます。幸い、あと1通で今日のノルマは達成ですので、なんとかなりそうです」
若者「それは良かった。ではご達者で」
郵便局員「ええ。あなたも。では(ブロ・・ブロ・・ブロロロ・・ブロロロロォォォォ・・・)」

若者「驚いたなあ。・・そうか。こんな芸術チックな石畳でも、郵便局員からすれば、迷惑な話だよなあ。。でも中々いい人だったな。うん。所で、俺に郵便物って、一体何なんだろう・・・」

(続)

ガンボイ

ここは石畳の街。
そこに一人の若者。

若者「石畳がすごいなあ」

※「ちょいとあなた」

若者「はい?」
※「あんた、間先生(はざませんせい)じゃないですかい」
若者「いえ、違います」
※「いや、間違いない。あんた間先生じゃ。若かりし頃の間先生じゃ!」
若者「若かりし頃、って・・。今存在するものじゃないでしょう・・」
※「ちょいとタバコくれやせんか・・」
若者「あ、ええ。」
※「あ、どうもすいやせん、へへ・・(シュボッ)」
若者「私はただの旅の者です」
※「あ、でしたか、すいやせんどうも。へへ・・」
若者「ところであなたは?」
※「あ、あっしですか?へへ、あっしは、申し遅れました。私が間です。」
若者「・・・・・・・」

(続)

JAM

暗い部屋で一人

「あ、JAMだ。懐かしいなあ。」

足湯は浸けたまま

「足湯ね・・」

僕は震えている

「効果無いようだね、足湯」

何か始めようと

「お湯飛ぶからあまり暴れない方がいいよ」

外は冷たい風

「じゃあ外で浸かれよ」

街は矛盾の雨

「足湯浸かりながら何浸ってんだよ」

君は眠りの中

「結構夜中なんだな」

足湯の夢見てる?

「見てるかよ。浸かってんのお前だよ。一緒に浸かれよ」

足湯(とき)は裏切りも悲しみも 全てを僕にくれる

「字がおかしい。足湯そんな万能じゃない」

眠れずに叫ぶように 体は熱くなるばかり

「足湯本来の効果」

Good Ashiyu~ 数えきれぬ~

「いい湯加減」

Good Ashiyu~ 1000を超えて~

「どんだけ数えんだよ、いい湯加減すぎるだろ」

Good Ashiyu~ 上着を厚く~

「ほう」

Good Ashiyu~ 暑苦しく~

「何やってんだよ」

あの偉い発明家も、凶悪な犯罪者も みんな昔足湯浸かってね~

「もう足湯いいよ。そろそろ煩いよ。」

外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは 嬉しそうに 
乗客の日本人の炊いた足湯に 浸かってました 浸かってました 浸かってました

「それは不謹慎だな」

僕は何を炊けばいいんだろう 

「お湯だろ」

僕は何に浸かればいいんだろう

「足湯だろ。もう浸かってんだろ」

こんな夜は 浸かりたくて 浸かりたくて 浸かりたくて

「だから・・」

足湯に 浸かりたくて 足湯に 浸かりたくて

「お前殺すぞ」

また足湯に浸かってる~ Ah~

「・・・・・」

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