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土佐昔話

・蒸発

昔、一人の特異能力者がいた。

彼は両手の親指と中指で空間を作ると、
その中に映るものを自在に人差し指で動かすことができた。

そして彼は太陽を指で囲み、
それを人差し指で動かそうとしたが、
太陽の表面温度は約5000℃、
彼はたちまち焼き消えた。

馬鹿な男の馬鹿な話と笑うだろう。
しかし彼はそんな事は知っていた。

彼は死に場所を探していた。
正確には、彼は蒸発を望んでいた。
いずれ誰かに見つかるような蒸発ではなく、
本当に一瞬で霧となって消えてしまうような蒸発。

彼は一瞬で消えた。
望みは叶った。
彼の真意や経緯は分からない。

ただかれは望み通りに
一瞬で消えた。

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格言を斬る

個人的に結構よく見る
「孤独」の格言 について斬りますお世話になります。


一人で行く人は今すぐにでも出発できるが、他人と一緒に旅する人は他人が準備するまで待たなければならない。
byソロー(米:思想家)
 孤独っていうか一人の楽さ、みたいなものですね。まあ一人ってそういうことですね。(納得3)


都会の暮らし――何百万人もの人々がいるのに、みな孤独。
byソロー(米:思想家)

 田舎に行けばもっと人とのふれあいが多いってことスか。まあそうでしょうけど、ちと違う。(納得1)


他者を知ることは知恵。自分を知ることは悟り。
by老子

 っすよね~。(納得4)


孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。
byニーチェ

 ん~。なら孤独なんて別に味あわんでいいかなぁ。(納得0)


最も不幸なこと――それは一人でいられないこと。
byラ・
ブリュイエール 

 結局そうなるんですね。(納得4)


また一人になった。人は一人にいることに慣れる。
でも一日でも他の人と過ごすと、また一人でいることに慣れなければならない。
byリチャード・バック

 そっかぁ。ムズいもんだなあ。(納得2)


どこにも人を引きつける所を持たないことを自覚している人間は、
それについてくよくよとあせるより、自然のままで一人で生きているほうが賢明である。
by河盛好蔵「人と付き合う法」

 まあその通りなんですが、社会的にも50点ぐらいは取る労力も要る時代。(納得2)


意志もまた、一つの孤独である。
byA・カミュ「手帖」

 そうですね。純粋であるほど。(納得4)


孤独は、知恵の最善の乳母である。
byM・シュティルネル

 ここでいう知恵は智慧的なものかと。(納得4)


孤独は内に閉じこもることではない。孤独を感じるとき、試みに、自分の手を伸ばして、じっと見詰めよ。孤独の感じは急に迫ってくるであろう。
by三木清「人生論ノート」

 孤独を感じてからが本番(納得3)


孤独の生活の目的とは、もっとゆうゆうと、もっと気ままに暮らすというただ一つであると私は信ずる。
byモンテーニュ「随想録」

 そうですね。これはなにもニート的な社会的意味だけでなく精神的意味でも(納得4)


世間一般の考えに従って生活することはごく易しい。また、自分の事だけ考えて孤独の生活を送る事もごく易しい。
だが悟りを開いた人間とは、群集の真っ只中にありながらも、自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間である。
byエマーソン

 それを悟りを開くというのかはわかりませんが、そうなりたいものです。(納得4)


生き物は全て孤独である。そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
byE.アラン

 そうですかね?他人の事はわかりませんが。。(納得1)


孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、自分たちが何をしようとしているのか、どこに向かおうとしているのを知るためのよい機会なのだ。
byアン・シャノン・モンロー

 そうなんだと思います。色々惑わされないためにも。(納得4)


真の幸福は孤独なくしてはありえない。堕天使が神を裏切ったのは、
天使たちの知らない孤独を望んだために違いない。
byチェーホフ

 堕天使が正しい感じになってるやん。(納得3)


あれですね。昔はこういうのを、人見知りで友達少ない事に対する励ましのためによく見ていましたけど、上に書いてる偉人らの大抵は人間社会を十分生きた上で、大事なものは何かということを書いてるというのがなんとなくわかる気がするので、「こんなもんニートの気休めだ!」とも言えないですね。「自分」を浮き掘るためには孤独がキーになってくるように思いますし、社会にいるからこそ敢えてそうしていかないと色々と見えなくなっていくのかなと。
なので残念なことに、ニートで孤独の人は上記の「孤独によって得られる財産」から最も遠い段階にあるような気もします。多分群れることにめっちゃコンプレックス持ってるから表出たら気遣いまくるだろうし、1回そうしてそこそこ揉まれて慣れて色々疲れてからの話になってくるのかな。

寝る呪文2

ポメラニアンのメリージェーンに裸結びの極意を託して3度目の春、
盲目の藻のモンタージュの問題は目次と物差しと諸々盛り込んだ門構えでもう一度申し込み毛利の紋の森で朦朧とした2度目の夏
マキ達の赤鬼の青春は灰朝の背景と共に無駄に高密度な翡翠石へ溶け込んで4度目の秋、
御堂筋にはいつもの敬老マニアの売名行為で樫薙の球根が七並べに手向けられた5度目の冬。
四季折々の怪鳥が会長の香りを嗅ぎ分けて闊歩する。

2015年 よいお年を。

寝る呪文

ベルグカッセ兄さんとの闘いから早2日。
ここリクセンベロル共和国は愛と水銀に包まれ早5年。
決して隠し持っていたわけではなくただ柔らかき起重機と袂を分かつことに成功して早3ヶ月。
兄と姉との境目をただじっと見極めるだけの仕事に就いてもう1年。
この身を呈してでも先に裏返るべきであった常夏の儚さに似たこのロンリネスとももう3年。
最後に見たあの泥柿の香る真夜中とも別れを告げて早10日。
今年の秋ももう梅そぞろと宣うかがり火にそっと身を寄せ合ったあの頃からもう12年。
両の足と両の眉にさざめく裏本帽の体裁に心躍らせ早11ヶ月。
町と血と漁の仇に味の側から寄り纏う新たなカテゴリーへ最後の毛筆を静かに重ねて早5年。
山茶花の舞姫と両仙北の花魁の立ち居振る舞いから滴る羽の模様を背景に備えてもう8年。
落雷で捻れた7F広場の心のシナプスを酔いどれの反芻とガラス片で断ち切って早14年。
明らかなポートランドを性懲りもなく測量するあのえびす顔と再開の約束を交わして早20年。
どこへ行ったあの老獪、どこへ向かうこの狡猾、今年の冬も雪はなし、部長クラスの締め口上がただ漂う。

よいお年を。

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